ホワイトニング

更新日:8月9日

当院ではウルトラデント社のオパールエッセンスを使用しています. こちらで詳しく説明されているのでぜひご覧ください.




ホワイトニングのメカニズム


ホワイトニング剤に含まれる過酸化尿素や過酸化水素から発生する酸素ラジカルが, 歯の内部の着色物質を分解することで, 歯を漂白し内部から明るく白くします.

ホワイトニングサロンで行われるセルフホワイトニングは歯の表面の着色を落とすだけで漂白はされません. ホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉も同様に着色を落とすだけなので, 歯を白くしたい場合には歯科医院でホワイトニングする必要があります.




ホワイトニングの種類


①神経が生きている歯[生活歯]の場合

ホームブリーチ  自宅で行う方法

オフィスブリーチ 歯科医院で行う方法

デュアルブリーチ ホームブリーチ+オフィスブリーチ


②神経がない歯/神経を抜いた歯[失活歯]の場合

ウォーキングブリーチ 

インターナルブリーチ




ホームブリーチについて


現在, 国内でよく使用されるホームブリーチ剤としてGC社TiONホームプラチナおよびウルトラデント社オパールエッセンス10%があります. どちらも有効成分の過酸化尿素が10%含まれており, 効果に明確な優劣はありません.

当院ではウルトラデント社オパールエッセンス10%[レギュラーフレーバー]を使用しております.


ホームホワイトニングは原則として"1日2時間程度 最長2週間まで"とされていますが, この使用法では効果が弱いこともあります. 十分な効果を上げるためには就寝時(8時間)や1-3ヶ月ほどホワイトニングを続ける必要があります.


ホームブリーチをするためにトレーが必要となります. 型を取ってカスタムトレーを作る方法と既成のトレーを使用する方法があり, 当院では主にカスタムトレーを作る方法でホームブリーチを提供しています.


①カスタムトレー おすすめ!


メリット

長期に行う場合には薬液を追加で購入するだけなので低コスト

歯列不正でも歯に沿ったトレーを作ることができる


デメリット

型を取る必要がある

トレーができるまでに時間がかかる

トレーを紛失した場合に再制作する必要がある


②既製トレー

海外では以前から販売されていました.日本では2021年11月にオパールエッセンスGoが発売されて取り扱えるようになりました.


メリット

型を取る必要がない

有効成分の濃度が高い(過酸化水素6%ですが過酸化尿素17%相当となります)


デメリット

10日分でセットの販売となるため長期にホワイトニングするには高コスト




オフィスブリーチ


当院ではウルトラデント社オパールエッセンスBoostを使用しています. オパールエッセンスBoostは2001年にアメリカで発売され, 日本では2018年から流通しています.

20分間のブリーチを1日に3回まで行って良いとされているため施術時間は最大で1時間30分となります.


デュアルブリーチを行った症例

術前の状態




歯肉に薬液が付着しないように保護します.



術中の様子 20分間のブリーチを1日最大3回行います.



術直後

歯肉に薬液が触れた部分が白くなっています. 通常は痛みも少なく, 1週間程度で健康な歯肉に戻ります.



術後の状態



術前/術後の比較






ホームブリーチとオフィスブリーチの違い


ホームブリーチでは徐々に歯が白くなっていくため, 効果が出るまでに時間がかかることが多いです. その反面, 色の後戻りが緩やかであると言われています.

オフィスブリーチは施術した直後に歯が白くなりますが, 一般的には色の後戻りが起こりやすとされています.




ホームブリーチとオフィスブリーチのどちらが良いか


当院ではまずカスタムトレーを用いたホームブリーチをおすすめしています. その後, もっと白くしたい場合や早く白くしたい場合にはオフィスブリーチを追加していただき, デュアルブリーチを行っています.


ホームブリーチだけで患者さまが希望する白さに到達することも多いこと, オフィスホワイトニングは施術時間が1時間半程度となり患者さまの負担が大きいためです. とにかく白さを追求した方にはデュアルブリーチをおすすめしています.


より手軽にホワイトニングをしたい方にはオパールエッセンスGoをおすすめしています.




ホームブリーチとオフィスブリーチの注意点


生活歯のホワイトニングでは30%程度の患者さまに知覚過敏がでます. 知覚過敏の症状は"しみる"ことです. ホワイトニングで起こる知覚過敏は通常, 24時間以内に消失すると言われています. しみる症状が出た場合にはホワイトニングを中止してください. ホワイトニング中止後2日以上経っても症状が消失しない場合にはご連絡ください.

また, しみる症状の軽減にはシュミテクトなどの知覚過敏用の歯磨き粉も有効です.





ホワイトニング前に必要な検査と費用


ホワイトニング前にはレントゲン(パノラマエックス線写真)を撮影し, むし歯がないかを確認します. その後, 歯周組織検査を行い, 歯の着色や歯石を除去します. 費用は¥4,000程度となります.

検査でむし歯や歯周病が見つかった場合にはホワイトニング前に治療が必要となることがあります.




ホームブリーチ(カスタムトレー)に必要な来院回数および費用


来院1日目(1時間) カウンセリング 口腔内の診査 レントゲン撮影 術前の写真撮影 クリーニング 型取り


来院2日目(30分) カスタムトレーの調整 この日からホワイトニングをはじめられます


来院3日目(45分) 前回の来院から2-3週間後にホワイトニングの効果について確認 術後の写真撮影


¥20,000+Tax



ホームブリーチ(既製トレー, オパールエッセンスGo)に必要な来院回数および費用


来院1日目(1時間) カウンセリング 口腔内の診査 レントゲン撮影 術前の写真撮影 クリーニング この日からホワイトニングをはじめられます


来院2日目(45分) 前回の来院から2-3週間後にホワイトニングの効果について確認 術後の写真撮影


¥15,000+Tax



オフィスブリーチに必要な来院回数および費用


来院1日目(1時間) カウンセリング 口腔内の診査 レントゲン撮影 術前の写真撮影 クリーニング


来院2日目(1時間30分) オフィスブリーチ1回目


来院3日目(1時間30分) オフィスブリーチ2回目[+¥5,000]


来院4日目(1時間30分) オフィスブリーチ3回目[+¥5,000]


来院5日目(45分) 前回の来院から2週間後にホワイトニングの効果について確認 術後の写真撮影


¥30,000+Tax

オフィスブリーチ2回目以降はオパールエッセンスBoostを¥5,000/1回で追加購入していただきます.




デュアルブリーチに必要な来院回数および費用


来院1日目(1時間) カウンセリング 口腔内の診査 レントゲン撮影 術前の写真撮影 クリーニング 型取り


来院2日目(2時間) カスタムトレーの調整 オフィスブリーチ1回目


来院3日目(1時間30分) オフィスブリーチ2回目[+¥5,000]


来院4日目(1時間30分) オフィスブリーチ3回目[+¥5,000]


来院5日目(45分) ホームブリーチ終了後にホワイトニングの効果について確認 術後の写真撮影


¥50,000+Tax

オフィスブリーチ2回目以降はオパールエッセンスBoostを¥5,000/1回で追加購入していただきます.




ウォーキングブリーチおよびインターナルブリーチ


大きなむし歯があり, 神経[歯髄]が露出した場合には歯の神経を抜く治療[抜髄]が行われます. 神経を抜いた歯[失活歯]は時間が経ってから変色してくることがあります. 変色の原因は抜髄時に取り残した組織や血液, および根の中に詰めた薬剤[シーラー]に由来すると考えられています. このうち, 取り残した組織や血液による変色についてはホワイトニングにより除去できる可能性があります.


失活歯のホワイトニングにはウォーキングブリーチとインターナルブリーチがあります.


ウォーキングブリーチは1967年から行われており, 現在でも一般的な方法です. 30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムを混和し, 根管内に入れ, セメントでフタをします. 1週間ほど放置する間に歯の内部から徐々に漂白されます. 通常は薬液を3-5回ほど交換すると十分な漂白効果が現れます.

ウォーキングブリーチを行うと, まれに歯根の外部吸収が起こることがあると言われています. この副作用の頻度は比較的低いと考えられていますが, 起こってしまうと抜歯となることがあります. そのため当院ではオフィスブリーチで使用しているオパールエッセンスBoostを使用した, インターナルブリーチをすすめています.




インターナルブリーチ

メリット(ウォーキングブリーチ比較して)

薬液と歯が接する時間が短いため, 歯根の外部吸収が起こりにくい

歯の内部からだけでなく, 歯の外部からも漂白できる

デメリット

来院1回あたりの施術時間が1時間程度と長い


インターナルブリーチ+デュアルブリーチで歯の色を揃えた症例

上顎左側側切歯(一番右の歯)にインターナルブリーチを行い, 漂白後に近心部(歯の左側)の詰め物[コンポジットレジン]を詰め直しました. 厳密に色を歯に合わせる場合や大きく詰める場合には自費治療で行うダイレクトボンディングとなります.




インターナルブリーチに必要な来院回数および費用


来院1日目(1時間) カウンセリング 口腔内の診査 レントゲン撮影 術前の写真撮影 クリーニング


来院2日目(1時間30分) 詰め物の除去 インターナルブリーチ1回目


来院3日目(1時間) インターナルブリーチ2回目


来院4日目(1時間) インターナルブリーチ3回目


来院5日目(45分) ホームブリーチ終了後にホワイトニングの効果について確認 術後の写真撮影


来院6日目(30分-2時間) コンポジットレジン


¥22,000+Tax

漂白する歯が1本の場合, オパールエッセンスBoost1本で3回ほどインターナルブリーチが可能です. 開封後10日間は使用可能なため, 来院2日目から来院4日目までを10日に収めていただくとコストが下げられます. さらにインターナルブリーチをする場合にはオパールエッセンスBoostを¥5,000/1回で追加購入していただきます.




ホワイトニングの注意点


①色の後戻り

ホワイトニング直後が最も色が白く, 2週間ほどわずかに後戻りした後に色が安定します. そのため目指す白さよりもより白くホワイトニングホワイトニングすると良いでしょう.

歯の内部の象牙質が経年的に黄色味を帯び厚くなるため, 白さを保つためにはタッチアップが必要となります. 人によりますが1-2年後には2週間ほどホームブリーチを行うと必要があるかもしれません.


②ホワイトニング中の歯の表面はコーヒー, ワイン, カレーなど色の濃い飲食物で着色しやすくなります. また, 炭酸水や酢などの酸性の飲食物でも脱灰[歯が溶けること]しやすくなっています. これらの飲食物は避けたほうが無難です. ホワイトニングが終了した後には特に我慢する必要はありません.


③被せ物や詰め物はホワイトニングをしても白くなりません. ホワイトニング後に色を合わせるために治療が必要となることがあります.


④ホワイトニング前のむし歯や歯周病の治療

歯科医院で行うホワイトニングは医療行為の一部であるため, ホワイトニング前の診査は必ず行っております.


⑤小児や妊婦については安全性が確立していないためホワイトニングを行なっておりません.








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